近時、中国では、特許権(実用新案権・意匠権を含む)侵害紛争がますます増加傾向にあります。
日本企業・日系中国現地法人が、中国における特許権侵害訴訟の当事者となるケースも増加しています。
日本企業・日系中国現地法人としては、中国で特許権侵害紛争に巻き込まれる場合に備え、中国の特許法制度や訴訟制度だけでなく、とくに特許の権利保護範囲の解釈と侵害判断について、日頃から十分に事前に調査・検討しておく必要があります。
なぜなら、
中国における特許の権利保護範囲の解釈と侵害判断は、極めて技術専門的かつ複雑で、また、日本のものと似ているところもあれば、異なるところも少なくないため、短時間で十分に調査・検討することは困難であるからです。
本書は、現時点での中国の特許権侵害紛争における権利保護範囲の解釈と侵害判断についての法令・ガイドラインの規定や判例を体系的に整理した上で分析することにより、現在の中国の特許権侵害紛争で実際に運用されている判断基準を具体的に明らかにした、日本語による解説書です。
■本書の主なポイント
★本書は、中国の特許権侵害判断に関する 待望の日本語による詳細な解説書です!
★本書では、中国の特許保護範囲の解釈と侵害判断の基準を網羅的に整理・分析し、
日本の判断基準とは似ているようで異なる中国の判断基準の現時点での到達点を
示しています!
★中国の特許権侵害紛争事案における判例の紹介や日本法との比較についても解説しています!
実際の特許権侵害訴訟の判決や侵害判断ガイドラインの和訳も多数掲載しています!
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