P-mail(2011.10.17版)

抄訳1
イタリア輸出信用保険特別課(SACE)
2011.10.13
SACE、トルコのイズミット製油所近代化向け6億2,400万米ドルのローンを保証
http://www.sace.it/GruppoSACE/content/en/corporate/sace_news/pressroom/2011/20111013-SACE-guarantees-usd-624-million-to-modernise-the-Izmit-refinery-in-Turkey.html
SACEは、イスタンブール近郊のイズミット製油所の近代化に関し、トルコのTupras社へ様々な国際銀行から供与される6億2,400万米ドルのローンを保証した。SACEによる保証は、複数のイタリア企業へ発注されている契約を対象とする模様。総事業費24億ドルのこのプロジェクトにより、Tuprasはイズミット製油所の効率性を高め、収益を押し上げることが出来、高硫黄重油など黒油を変換することで環境への影響が少ないユーロ5基準のディーゼルやその他の白油を生産できるようになる。

抄訳2
ABB (スイス)
2011.10.14
ABB、ノルウェー海の深海部における石油・ガス田へ電力を供給
http://www.abb.com/cawp/seitp202/dd2fca96ada5c8bec1257929002add43.aspx
Aker Solutionsとその取引先であるStatoilは、浮体式生産設備から43kmの地点に位置する世界初の海中圧縮機への確実な電力供給を請け負う企業にABBを選定した。ABBはStatoilが運営するAsgard海底石油・ガス田向け海中配電システムへ駆動装置、変圧器を供給する3,600万ドル近くの受注をAker Solutionsから獲得し、第3四半期の受注実績として計上した。この電気系統は、15MVA、189ヘルツを43km伝送することができる模様。完成すると、浮体式生産設備から海底圧縮機までの距離および電圧、周波数が世界最高になる。ABB製駆動装置、海中変圧器は既存の石油・ガス田の生産性、収益性、寿命を延ばすのに寄与する。採掘場所が処理設備から離れれば離れるほど、安定した電力供給はより難しくなる。

抄訳3
Abeinsa(スペイン)
2011.10.14
Abengoa、ウルグアイで1億2,000万米ドル相当のバイオエタノールプラントを建設
http://www.abeinsa.com/eng/prensa/ultimas.php?cabecera=swf/detalle_noticia.php?id=492
Abengoaはウルグアイ、パイサンドゥ県でAlcoholes de Uruguay(ALUR)向けバイオエタノールプラントを建設する。契約金額は1億2,000万米ドルで、隣接するコージェネレーションプラントの建設が含まれる。このバイオエタノールプラントは、年間70 Mlのエタノールおよび副産物として50,000トンの蒸留粕(DDGS)を生産する能力を備える。原料としてモロコシ、トウモロコシ、オオムギ、小麦を使用し、乾式製粉、バッチ発酵により処理される。コージェネレーション施設はこのプラントの隣に建設され、8MWの容量を備え、バイオマスを使いバイオエタノールプラントで必要とされる電力・蒸気を生産する。Abengoaがおよそ22カ月の工期で施設の建設を請け負う。両社は、このプラントの運営・保守を請け負う合弁会社を後に設立する予定。ALURが製品の販売および原料供給を担当する。

抄訳4
Foster Wheeler Corporation(米国)
2011.10.14
Foster Wheeler、インドで4基の循環流動層ボイラーの設計・供給を受注
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=80422&p=irol-newsArticle&ID=1617277&highlight=
Foster Wheeler AGは、子会社がUAEのEssar Projects Limitedからこのプロジェクトの所有・開発者であるインドのEssar Power Salaya Limitedへ循環流動層(CFB)ボイラーを4基、設計・供給する契約を獲得したことを明らかにした。この契約に関してはすでに着手指示を受けている。契約金額は非公表だが、2011年第2四半期の実績に計上された。Foster Wheelerは、150 MWeのCFBボイラーを4基設計、供給し、現場での顧問業務・試運転を担当する。CFBボイラーは、適用される環境規制を満たしながら、石油コークス、石炭を燃焼させる設計になる。

抄訳5
Metso(フィンランド)
2011.10.14
Metso、フィンランド、ラピンラフティのチーズプラントへバイオマス焚き蒸気ボイラーを供給
http://www.metso.com/news/newsdocuments.nsf/web3newsdoc/D44279243674CD00C2257929001FA422?OpenDocument&ch=ChMetsoWebEng&
Metsoは、Valioのラピンラフティ製造プラントへ蒸気ボイラーを供給する。このボイラー設備は、MetsoとWartsilaの合弁会社MW Powerによって供給される。ボイラー設備の他、必要な装置一式、試運転、オートメーションシステムが納入範囲には含まれる。受注金額は非公表。ボイラー設備は、Valloのラピンラフティ乳製品工場で必要とされる蒸気・熱を作りだす。プラントは、木質チップおよび泥炭を燃料とする予定。木質チップが最終的には100%使われる可能性があるが、初期段階におけるその割合は50%から60%にし、徐々に割合を高めていくことを目指す。プラントは2013年春に完成する予定で、今回の受注は2011年第3四半期に計上される予定。

抄訳6
Vestas(デンマーク)
2011.10.14
Vestas、カナダの風力プロジェクト2件へ178 MW相当の風力タービンを供給
http://www.vestas.com/en/media/news/news-display.aspx?action=3&NewsID=2858
Vestasは、カナダの風力エネルギープロジェクト2件に関し178MW相当の受注を獲得した。Vestasはオンタリオ州南西部における2件の風力プロジェクトへV90-1.8MW風力タービンを99基、合計178MW相当を受注した。契約には、納入、試運転、5年間の保守サービスが含まれる。両プロジェクトへの納入は2012年後半の予定で、試運転は2012年中に実施される見込み。プロジェクトの名前および場所は後ほど公表される予定。