アラブ首長国連邦における貿易・投資上の問題点と要望

<-BACK
本表の見方
 
22. 環境問題・廃棄物処理問題
経由団体※
問題点
問題点の内容、国際経済法上・二国間協定上の解釈
要望
準拠法、規則、運用
日機輸
(1) 公布時期、内容が不明確な危険物質規則 ・UAE RoHSについて:
−本規則は、2017年4月28日に官報が公布され(アラビア語画像ファイル)、対象物質と閾値は、EUをはじめとする各国のRoHSと同様である。最初の制限開始日は、医療機器および監視・制御機器以外の電気電子機器中の6物質の制限について、2018年1月1日である。EU RoHSの整合規格であるEN 50581(国際規格IEC 63000と同じ)が、適合のための参照規格として規則に記載されている。従って法文上、要求事項は、EU RoHS及び各国のRoHS類似法と同様と考えられるにもかかわらず、認証機関による認証登録が要求され、ガイドラインにおいて、リスクアセスメント書類および試験報告書の提出が求められている。
−運用を管轄する当局は、ESMA (Emirates Authority For Standardization and Metrology)である。しかしながら当局も認証機関も、法律をあまりよく理解しておらず、質問がたらいまわしになるケースも多い。また、申請書が差し戻される場合にも、差し戻しの理由が明示されない。
−登録費用が非常に高いうえ、年1度の更新が要求される。(申請時にも登録時にも費用が発生する上、申請を差し戻された場合には、また1から申請費用を支払って登録をやり直し)
−日米欧の産業界は、々餾鬱格への整合および運用開始の延期を求めたが、(WTO/TBTマルチ会合など)改善は見られなかった。
・国際的な運用と整合させていただきたい(できればEUのような自己宣言が望ましいが、どうしても登録を要求するのであれば、試験報告書のみを適合のエビデンスとするのではなく、他のエビデンスも受け入れてほしい)
・運用を明確にしていただきたい。申請差し戻しの際には、理由を具体的に明示いただきたい。
・あまりに高額な認証費用は見直していただきたい。
・G/TBT/N/ARE/265
https://members.wto.
org/crnattachments/
2015/TBT/ARE/15_
3008_00_e.pdf

・Cabinet Resolution No. 10, 2017
・規則原文:Issue No. 614
・ガイドライン
日機輸

(2) 規制対応手続き ・UAEは欧州RoHS指令にならい国内法を導入しているが、共に製品の第三者認証を要求している。
欧州RoHSはEN50581(IEC63000)に基づき、サプライチェーンでの適合宣言を持って順法を証明する手順が確立されており、企業はそれに従い自社の管理システムを構築している。
それにもかかわらず、第三者認証を要求することは法律の性質上順守を証明するものでないだけでなく、製品投入における遅延、コスト増などを招くことにつながる。
・国際規格に従った適合性評価を受け入れるよう望む。 ・UAE 2017-10
 

※経由団体:各個社の意見がどの団体を経由して提出されたかを表したものであり、表示団体を代表する「主張」「総意」等を意味するものではありません。
<-BACK
本表の見方