
当組合が設立された1952年の電子機器、一般機械、自動車等の機械輸出額は僅か360億円でありましたが、58年を経た今日では、54兆円と実に約1500倍もの規模に拡大し、今や全商品輸出の70%を占め、我が国経済発展の牽引力になっています。また、我が国機械産業のグローバル化が進み、海外生産額も輸出額に匹敵するほどの規模に達しています。
この間、海外市場拡大の時代から欧米先進国との経済、貿易摩擦の時代を経て、現在では、経済グローバル化・情報化や貿易・投資自由化の進展、アジア圏やBRICsの経済拡大、アジア企業の世界市場への進出拡大といった貿易・投資環境の中で、世界の機械関係企業では輸出や現地生産による熾烈なグローバル市場競争が展開されています。他方、貿易投資環境の改善のため、WTOでは、貿易・投資・サービスにおけるより厳格な国際規律作りが進められ、一方では、主要各国で自由貿易協定(FTA)等の締結による二国・地域間の貿易・投資自由化が展開されています。さらに、地域環境保全や製品安全への関心の高まりから、地球温暖化防止策、各国の環境関連規制、製品安全規制への対応も求められています。
日本機械輸出組合の事業は、かつての輸出協定による貿易秩序作りや貿易摩擦対策、業種別市場対策から、前述のような貿易・投資環境の大きな変化に対応するため、現在では、経済連携協定締結、WTO推進等の貿易・投資環境の改善対策、海外取引における知財権保護、国際税務対策、新興国市場拡大策、国際競争力強化策、国際物流対策、プラント・エンジニアリング等輸出促進策、環境・製品安全対策、輸出管理・危機管理対策、貿易保険事業を展開しています。
この度、組合員の皆様方の海外事業活動や国際競争力の強化に当組合の事業を役立てていただくために本小冊子を作成致しましたので、ご活用いただければ幸いです。
理事長 宮原 賢次