アルジェリアにおける貿易・投資上の問題点と要望

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12. 為替管理
経由団体※
問題点
問題点の内容、国際経済法上・二国間協定上の解釈
要望
準拠法、規則、運用
日機輸
日商

(1) 海外送金規制 ・海外への外貨送金に関し、アルジェリア中央銀行の許可が必要で、許可判断基準、手続きが不透明にて時間を要する。
・外国企業は内貨口座(INR口座)とDA建外貨口座(CEDAC口座)を、domiciliation手続きを行った銀行(支払場所の決定銀行)で開設し、国内での日常的な取引にはINR口座を使用、外国との受送金にCEDAC口座を使用する。同じDA貨であっても国内取引の入金はINR口座へ入金されるため、事業終了時にINR口座資金が余剰となった場合、CEDAC口座へ資金移管し、CEDAC口座から外国送金を行うことになる。この場合、INR口座からCEDAC口座への資金移管はCEDAC口座からINR口座へ資金移管した金額の範囲に限定され、それでもINR口座に余剰資金が残る場合は外国送金できなくなる。INR口座からCEDAC口座への資金移管を伴う外国送金についてはアルジェリア中央銀行の許可を取得しなければならず、この承認許可取得に時間が掛かる為、フレキシブルな資金運用ができない。
・国外への外貨送金について、中央銀行の許可が必要だが、その許可基準や手続きが不透明であり、国外への送金が簡単にできない。
・適用の不透明性を排除。
・融通性のある金融システムの構築。
・柔軟性のある外貨管理制度への変更と法令等の不透明な適用の排除。
 

※経由団体:各個社の意見がどの団体を経由して提出されたかを表したものであり、表示団体を代表する「主張」「総意」等を意味するものではありません。
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