2月6日に開催されたCOAC(Advisory Committee on Commercial Operation)会議で、CBP各担当官は最近の
サプライチェーンセキュリティの運用状況等について以下のとおり発言しています。(COACとは税関行政を議論するための
官民合同委員会であり、委員は財務省長官と国土安全保障省長官により任命される)。
1.C-TPAT参加者リスト閲覧ウェブサイトの設置

C-TPAT参加者を確認するためのC-TAPT参加者リスト閲覧ウェブサイトを3月下旬、あるいは遅くとも4月上旬には開設する予定。

開設に先立ってウェブサイトの使用方法と登録方法を公表し、同時に企業のコンプライアンス管理責任者にEメールで通知する予定。

C−TPATは、サプライチェーン全体のセキュリティを確保するために社内セキュリティ管理を実施するボランタリープログラムである。 このため、サプライチェーンに係わる各企業(輸入者、キャリア、ブローカー/フォワーダー等)は相互に連携してサプライチェーンの中での セキュリティ上の弱点を無くすようにするという課題を持つことになるが、米国のC-TPAT参加輸入者から、どのキャリアあるいは ブローカーなどがC-TPAT参加者であるが確認できないとの不満が表明されていた。C-TPAT参加者リスト閲覧ウェブサイトの 設置は、こうした要望へのCBPの対応である。
2.C-TPAT Validation
C-TPAT参加者に対するValidation(オンサイトでC-TPAT参加者として正しくセキュリティ社内管理が行われているかを確認する)の
実施状況と今後の予定について以下の通り発言。

既に141社について完了し、711社について実施中。

今年中に、現在ペンディングとなっている300社に対するValidationを完了させる。

Validation担当官をあらたに100名増員することを計画している。この100名の増員のうち、40〜60名は セキュリティ・スペシャリストから構成され、残りは新たにValidationの訓練を受けたField Managerから構成される。 現在のValidation担当官は23名である。
3.C-TPAT参加者
5500社が参加(Sign up)している。内訳は以下の通り。

3300社:輸入者

800社:キャリア

1100社:ブローカー/フォワーダー

70社:海外の製造者

30社:米国の港湾管理者およびターミナルオペレーター
4.民間委員からの意見

民間側委員は、エンフォースメントの成功に関するデータを官民で共有するならば、 C-TPATプログラムに対するより説得力のある根拠となり、より多くの参加者を得ることが可能となると主張。

CBP側は、検査レベル、効率性及びハイリスク・コンテナのターゲティングに関する2003年3月以前のデータが貧弱なため、 検査レベルと効率性の直接的な比較は困難と回答。すなわち、2003年3月以前は、税関、移民局、動植物検疫が 国土安全保障省CBPに統合される前で一体化されていないため、情報に完全な信頼を置くことができないため。
5.24時間ルールの実施状況

24時間ルールが開始された2002年12月以来、1200万のB/Lを受け取ってきたが、その1%について
データ上の問題があり、ホールド命令を出した。

現在、1日平均して2〜4件の”do not load”命令を出している。

ハイリスク貨物に対するターゲティングレートの具体的数字については明らかにしなかった。